HISUI センサ
HISUIは、VNIRからSWIRまでの波長帯を185バンドで観測するハイパースペクトルセンサです。
センサ仕様
リモートセンシングの資源探査への利用においては、資源の指標となる多くの鉱物について、その分布を詳細に把握するために、VNIRからSWIRまでの波長帯を連続して細かく観測することができる光学センサ、いわゆるハイパースペクトルセンサが非常に有効であることが明らかになっている。また資源探査においては、陸域を全球規模かつ数十m程度の分解能で観測することも、同時に必要とされている。
HISUIの性能は、このような資源探査での利用における要件を踏まえたものとなっていて、VNIRからSWIRまでの波長帯を、185バンドにより10nmあるいは12.5nmの細かい波長分解能にて画像データを取得する。合わせて高いS/Nを実現して精密な鉱物分類を可能としている。そして3年のミッション期間で資源探査に有望な地域ほぼ全域の観測カバーを達成できるような観測幅と、資源探査に適当な空間分解能を両立させている。
空間分解能 | 20~31m | |
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観測幅 | 20km | |
バンド数 |
185バンド VNIR : 58 SWIR : 127 |
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観測波長帯 | 0.4 - 2.5 μm | |
VNIR : 0.4 - 0.97 μm SWIR : 0.9 - 2.5 μm |
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波長分解能 |
VMIR : 10 nm SWIR : 12.5 nm |
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S/N |
≧ 450 @ 620 nm ≧ 300 @ 2100 nm |
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MTF | ≧ 0.2 | |
量子化ビット数 | 12 bits |